訪ねてみたい圏域づくり【観光振興】

交通インフラの整備や SNS の普及等により、観光客が行政区域の枠を超え、より多くの観光地を周遊するなど観光の楽しみ方も広域化、多様化しています。
こうした状況のなか、経済団体なども参画する圏域観光局を設立し、周遊滞在型観光地の形成、にぎわいの創出など広域的な観光振興策の推進に取り組んでいます。
今後も、圏域への更なる観光誘客を促進するため、地域資源の磨き上げや掘り起こしを図ることとあわせて、インバウンド観光において「山陰インバウンド機構」といった広域観光連携組織をはじめ、圏域の様々な団体との連携を深め、観光客の多様化するニーズに対応した魅力ある広域観光ルートづくりや情報発信など、地域の魅力を相互に補い、高めあうための広域的な取組みの推進をめざします。

• 地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った圏域の舵取り役として、圏域の「稼ぐ力」を引き出すとともに、多様な関係者と協働しながら、明確なコンセプトに基づいた、持続可能な観光地域づくりの実現に取り組みます。
• 圏域内で広域観光振興に取り組む団体との情報共有や協力を進めることにより、一体的な圏域観光振興を推進する上で、必要な役割分担と効果的な連携体制の充実を図ります。
• 圏域内の観光資源をいかし、歴史や自然などに関連したテーマ別の観光ルートの開発など、周遊の魅力を備えた圏域観光ネットワークの形成に取り組みます。

• 観光入り込みに伴う圏域内への経済波及効果の拡大をめざし、圏域観光関連調査結果に基づいた、一体的な観光振興に取り組みます。
• ワーケーション等の新たな観光形態や多様化する旅行者ニーズへの対応を図り、旅行事業者や交通事業者、観光関連施設などと連携した魅力的で集客力のある周遊旅行商品の開発を促進します。
• 圏域の魅力的な歴史・文化・自然、これらをいかした地域産品、アクティビティなど、多様な観光資源について、インターネットやマスメディア等を通じて一体的な情報発信に取り組みます。さらに、圏域住民と観光客が一体となり、圏域の様々な観光資源を未来につなげる取組みを促進します。

• 訪日客が圏域での観光を快適に楽しむことができるようにするため、多言語表記の案内看板やパンフレット等の設置、観光施設内の多言語表記の支援、スマートフォンを活用した情報提供、国際観光案内所における地域の観光・交通等についてのきめ細やかな情報提供、キャッシュレス決済サービスの充実等受入環境の整備を進め、訪日客の更なる誘引を図り、観光消費の拡大に取り組みます。
• 米子鬼太郎空港、出雲縁結び空港という２つの空港を有する圏域の強みをいかし、国際チャーター便就航などインバウンド観光の推進につながる取組みを支援します。